コミュニケーションとひと言で言っても、実は内容をみるといくつかの機能
(働き)に分けられます。
「ちょうだい」「いや」「見てみて」「ママ来て」
それぞれ、コミュニケーションの機能(働き)が異なります。
では、どのような機能(働き)に分けられるのか、見てみましょう。
①要求・拒否
自分の意思を伝える
例:「ごはんちょうだい」「いや」「飲まない」

②報告
見つけたことなどを伝え、共感を求める
例:「ワンワンだ」「これ(描いた絵)見て」
③対人・注意喚起
相手とのやりとりを楽しむ、呼びかけて注意をひく
例:「ママ」「いないいない、ばあ」「ねえねえ」「こんにちは」

④自己調整
ことばで自分の行動を調整する
例:「止まる(と言い横断歩道で止まる)」
⑤思考
ことばで考える
例:「空は青いから青でぬろう(声に出さず頭の中で)」

このように、機能面からコミュニケーションを見てみると、「うちの子、要求
はあるけど、報告はしないわ」など、お子さんのコミュニケーションの特徴がみ
えてくることもあります。
ことばが育つということは、様々なコミュニケーション機能(働き)を使えるよ
うになるということです。
日々の生活の中で、コミュニケーションが成り立つ場面をたくさん作ってあげる
そうすることで、コミュニケーションの力が育っていきます。
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