ことばの育ち

ことばの発達

ことばはどのように育っていくのでしょうか。一つ一つ物の名前を教える必要が

あるのでしょうか?

答えはNoです。お子さんは、コミュニケーションを経験し、その中でことばを

覚えます。

朝起きて顔を洗い、朝食をとり、着替えて遊び、お散歩に行って・・・というよ

うな日々の活動を大人と一緒にしていく(共同活動)中で、ことばを身につける

のです。

生活の中でコミュニケーションの機会をたくさん作ってあげること

意思を伝え、受け取り、また返すやりとりを何度もすること

これが、ことばを育てていくには何よりも大切です。

袋に入った食パンをみて食べたそうにしています。「んん」と言って袋に手を伸

ばしています。

パンが食べたいのね、と袋を開けて「はい、どうぞ」

これではせっかくのことばを覚えるチャンスが台無しです。

では、どうしたらよいでしょうか?

1.「ンン」→「なに?」
2.「ンー」→「ぱん?」
3.「パン」→「パンをなに?」
4.「パン」→「ぱんちょうだい だね」
5.「パン チョウダイ」→「はい、どうぞ」

何気ない日常の一場面ですが、ちょっとしたステップを踏むことで、ことばを身

につける機会に変えることができます。

生活の中で、やりとりを何度もすることで、ことばが育っていくのです。

丁寧なコミュニケーションを心がけてみましょう。


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